○議長(二條孝夫君) おはようございます。ただいまから地方自治法第102条第2項の規定に基づく平成28年
大町市議会12月定例会を開会をいたします。 本日の
出席議員数は16名全員であります。よって、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 理事者、部課長等の欠席、遅参等については、総務部長の報告を求めます。総務部長。
◎総務部長(勝野稔君) 報告いたします。市長、副市長、教育長、監査委員、
病院事業管理者及び所定の部課長は出席しております。 以上でございます。
○議長(二條孝夫君) これより本日の会議を開きます。
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(二條孝夫君) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第89条の規定により、議長において、4番、
大和幸久議員、5番、
神社正幸議員を指名をいたします。
△日程第2 会期の決定
○議長(二條孝夫君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。 本12月定例会の会期等、議会運営につきましては、11月21日、
議会運営委員会を開催し、御審議願っておりますので、
議会運営委員長に報告を求めることといたします。
議会運営委員長。 〔
議会運営委員長(大厩富義君)登壇〕
◆
議会運営委員長(大厩富義君) おはようございます。去る11月21日、
議会運営委員会を開催し、本12月定例会の
会期日程等につきまして審議をいたしておりますので、審議の概要について御報告をいたします。
会期日程案は、本日11月29日から12月20日を最終日とする22日間であります。 付議されております案件は、事件案件2件、条例案件6件、予算案件3件の計11件であります。 市政に対する一般質問は、12月7日、8日、9日の3日間とし、通告の締め切りは11月30日午後5時といたします。
全員協議会は11月30日に予定しております。 会期中に追加案件が予定されております。
議会運営委員会ではこれらを了承しております。 よろしく御賛同をお願い申し上げます。 以上です。
○議長(二條孝夫君) ただいまの
議会運営委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本定例会の
会期等議会運営につきましては、
議会運営委員長報告のとおり、本日11月29日から12月20日までの22日間とし、議会運営につきましても、
議会運営委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日11月29日から12月20日までの22日間と決定をいたしました。
△日程第3
市長あいさつ
○議長(二條孝夫君) 日程第3
市長あいさつを受けることといたします。市長。 〔市長(牛越 徹君)登壇〕
◎市長(牛越徹君) おはようございます。本日ここに、平成28年
大町市議会12月定例会が開会されるに当たり、一言御挨拶を申し上げます。 平成26年11月22日午後10時8分に発生しました
神城断層地震から、はや2年が経過いたしました。本年8月6日に全館営業を再開しましたぽかぽかランド美麻は、全面改築となりました新しい入浴施設の評判もよく、
宴会利用者や宿泊客もふえ、地震発生以前のにぎわいが戻ってまいりました。いまだ3世帯の方々が避難生活を送っておられますが、うち2世帯はもとの場所への住宅建設に向け設計を、また1世帯は自宅の修繕を進めており、来年中には生活再建できるめどが立ってきております。引き続き、美麻支所と本庁が連携し、一日も早くもとの日常生活に戻れますよう万全を期して支援に努めてまいります。 10年後の市の将来像を掲げる大町市第5次総合計画の基本構想につきましては、
総合計画審議会を6回にわたり開催して審議を深めていただき、今月17日に中間答申をいただきました。また、
市議会総合計画特別委員会におきましても、前計画の総括や市民との意見交換などを行い、集中的に検討を深め、昨日、7項目の政策提言をいただきましたことに深く感謝申し上げます。現在、
パブリックコメントなどにより、市民の皆様や他の審議会等からも御意見をいただき、
基本構想案の確定作業を進めており、近日中に本定例会に追加議案として提案申し上げることとしております。 人口減少や価値観の多様化など地域社会が急激に変化する中、地域の活性化やまちづくりなど、明るい未来の大町市を築くための原点は人づくりであり、長い歴史に培われた文化や郷土に誇りを持ち、心から地域を愛する人を育むことを基本とした新たな総合計画の策定について、議員各位の一層の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
北アルプス国際芸術祭 信濃大町 食とアートの廻廊につきましては、
実行委員会において、正副
部会長会議と4つの専門部会を精力的に開催していただき、さまざまな課題について検討、協議を続けているところでございます。具体的には、
国際芸術祭に合わせた
市民連携イベントの調整やサポーターの募集、市内飲食店と連携した
芸術祭タイアップレストランなどの
食プロジェクト、
おもてなし小皿や自慢の一品などのほか、さまざまな媒体を活用した
広報誘客戦略の検討を進めてまいりました。このうち、
タイアップレストランや
おもてなし小皿、自慢の一品の各事業につきましては、既に御参加いただく店舗の募集を開始いたしております。 また、特に
アート作品関係では、8月に決定いたしました10人の招聘作家に加え、先月31日に開催いたしました
企画運営会議において、国内外から応募があった83組の中から、5組の参加作家、グループを決定したところでございます。今後は残る20組前後の作家の
会場候補地視察等の対応を進め、来月中に参加作家を決定し、発表するとともに、
作品プランが提示された作家について、順次、作品の
制作展示候補地の用地、建物の所有者や関係する地域の皆様に、制作展示の構想などについて説明して御理解いただき、できるだけ早期に予定地を決定してまいりたいと考えております。
信濃大町アーティスト・イン・
レジデンス事業につきましては、世界41カ国、103組の
アーティストの中から選ばれた国内1人、国外3人の作家が9月中旬から
あさひAIRに滞在し、制作した
アート作品の展覧会を市内4カ所で、今月11日から20日まで開催いたしました。「時、水、稲作」をコンセプトに制作した作品により表現された大町の魅力を、広く内外に発信できたものと考えております。また、作品の制作、展示の過程で、市内の小学生や
合唱サークルなどの
芸術文化団体を初め、多くの皆さんとの交流や連携が図られましたことも成果の1つでございます。今後もこの事業を通して、大町の持つ魅力を現代アートの力により発信し、交流人口の増加や地域経済の活性化、さらには市民の皆様の地域の誇りと愛着につながるよう取り組んでまいります。 次に、本年度の主な事業の進捗状況並びに今後の見通しにつきまして、第4次総合計画で定めた6つの目指すまちのテーマ及び
後期基本計画重点プロジェクトに位置づけた事業を中心に、順次御説明申し上げます。 1番目のテーマは、「市民に、より身近な市政のまち」であります。 八坂地区における定住人口や児童・生徒の増加を目指して進めてまいりました
野平定住促進住宅の建設につきましては、6月に着工後、2棟の建築が順調に進み、今月末に竣工の運びとなりました。来月3日、4日には、県内外の希望者を対象とした
八坂地区田舎暮らし体験ツアーにより、
住宅見学会を実施するとともに、10日に内覧会を開催いたします。また、来年1月に入居者の募集を開始し、2月中旬には
入居者選考委員会により入居者を決定することとしております。今後、手続を進めるに当たりましては、子どもたちがスムーズに4月の新年度を迎えることができますよう十分配慮してまいります。 なお、先日、
大麻取締法違反により被疑者が摘発される事件が発生しました。市内への移住者が関与していたとのことで、こうした違法行為は、移住の受け入れに熱心に取り組んでいただいている皆様や、地域社会に溶け込んで暮らしておられる皆様にとりましても非常に残念なことであり、これまで進めてまいりました
定住移住施策にも水を差すものとして、強い憤りを感じるところではあります。今後も気持ちを引き締め、市民の皆様との協働により、安心して住み続けることができる
地域づくりに力を尽くしてまいります。 2番目のテーマは、「活力あふれる豊かなまち」であります。 観光振興につきましては、
立山黒部アルペンルートの入り込み状況は、今月20日現在、累計で92万4,661人となり、前年同期に比べ、7万5,439人減の92.5%となっております。特に9月の乗車人員は10万5,007人(同日、10万5,407人の訂正あり)で、前年同月と比べ、約4万7,600人の大幅な減少となり、
アルペンルート全線開通以来、最も低い水準にとどまりました。本年は連休のつながりが短く分散したことや、9月には週末ごとに台風が襲来するなど、天候不順が影響して、個人客を中心に大きく落ち込んだことが要因と考えられます。明日30日をもちまして本年の営業は終了いたしますが、100万人には遠く及ばない見込みとなり、天候の不良が背景にあるとはいえ、関係者とともに状況を分析、整理し、来シーズンの
誘客宣伝活動に向けて対策を講じてまいります。 山岳観光につきましては、
大町登山案内人組合創立100周年
記念事業実行委員会において記念番組を制作し、「
北アルプス稜線のふるさと」と題して、来月26日に県内地上波で、また、来年1月には
全国BS放送でそれぞれ放映することとしております。今後も、
北アルプスを中心として高瀬渓谷や
東山周辺地域などを含む山の魅力を、一層多岐にわたり情報発信してまいります。 冬季の
インバウンド対策につきましては、昨年度に続き、スキーを中心に白馬村を訪れる外国人を主な対象として夕食を提供する、
信濃大町グルメストリートを実施いたします。本年度は、来月23日から来年2月28日まで白馬大町間の
シャトルバスを運行し、昨年度から4店舗ふえ、市内19店舗の飲食店、ホテルとの連携のもと、規模を拡大して展開いたします。昨年度の運行状況を踏まえて運行ダイヤを見直すとともに、日本人の宿泊客にも利用していただけるよう積極的な周知、宣伝を図ることといたします。また、市内各店舗のメニューの外国語表記や携帯端末などによる翻訳アプリの導入、
クレジット決済等の
受け入れ環境の整備について関係団体と調整を図り、市内への誘客の拡大に努めてまいります。 本年の水稲の作柄につきましては、農林水産省から発表された先月15日現在の作況指数では、長野県は101、中信地区では100の平年並みとなりました。昨年、中信地区では96のやや不良でしたが、本年は生育期間を通じておおむね天候に恵まれて成長が回復し、収量が確保できました。 価格水準につきましては、JAに米の販売を委託した農家に支払われる概算金の単価は、コシヒカリが60キログラム1万1,700円、あきたこまちは1万1,040円と、昨年より1,000円から1,800円上昇しており、全国の
米需給バランスの改善の兆しが見えますものの、なお厳しい状況が続いております。 産業立地の推進につきましては、大町市
企業誘致戦略に沿い、対象業種を絞り、戦略的な企業誘致に努めております。現在、
工場等誘致振興条例に基づき、市内に工場等を新設、移設または増設する企業に対し助成を行っており、投資規模や
新規常用雇用者数に応じて助成額を定めておりますが、安定した雇用の場の確保や既存企業の育成を一層積極的かつ重点的に進めるため、対象地域や
新規常用雇用者数の基準を緩和する見直しを行うことといたしました。このため、助成制度の充実を図る条例の一部改正案を本定例会に上程いたしております。
ブランド振興につきましては、
信濃大町ブランド戦略に基づき、ブランドのキャッチフレーズを全国から募集しましたところ、207作品の応募をいただきました。
ブランド戦略推進委員会における審査の結果、「
北アルプスの麓 水が生まれる 信濃大町」と決定いたしました。今後、市や観光協会が製作するホームページやポスター、パンフレットなどに活用して広く発信し、統一的な市のイメージの形成に努めてまいります。 市の
キャラクター「おおまぴょん」につきましては、9月に
ラッピング車両を配備し、機動性と情報発信力の強化を図りましたところ、本年のゆる
キャラグランプリにおきまして、昨年の全国100位を大きく上回る74位となり、全国にも知名度を浸透させる機会となりました。先月には五竜岳に里帰りの登頂を果たすなど、積極的に活動を展開しておりますが、引き続き、より多くの皆さんに親しまれる話題性の多い
キャラクターとして、市のブランド力の向上に貢献してまいります。 3番目のテーマは、「安心・安全なまち」であります。 本年度は、民生委員、児童委員の一斉改選の年に当たり、
厚生労働大臣からの委嘱書を来月2日に伝達交付することとしております。市民の福祉ニーズや地域の福祉課題が複雑多様化する中で、民生委員、児童委員の役割はますます重要になっております。選任された委員の皆様には、地域の第一線における福祉の担い手として、関係機関、団体と密接な連携を図り、積極的に活動していただきますようお願い申し上げます。 医療費の適正化や健康寿命の延伸を目的に実施しております特定健診、
特定保健指導につきましては、受診率等の向上のため、健診料金の無料化、夜間、休日健診等の健診体制の充実など、受診環境の整備と積極的な勧奨を推進してまいりました。その結果、昨年度の受診率は速報値で45.6%となり、
県内市町村国保の平均45.2%をわずかではありますが、初めて上回る結果となりました。しかしながら、当市では、依然として国保における1人当たりの医療費が高く、生活習慣病の発症予防や重症化防止が重要な課題となっております。そのため、受診の勧奨を一層強化するとともに、
医師会等関係団体との連携を図り、引き続き丁寧な保健指導に努めてまいります。
消防防災体制の充実につきましては、先月2日、
国営アルプスあ
づみの公園大町・松川地区を会場として、大町市
消防団主催による「
消防フェスタ2016おおまち」が、市内外から約8,000人の来場者を迎え、大盛況のもと開催されました。本年で6回目となるこの催しは、ポンプ操法、
ラッパ吹奏大会に次ぐ大きなイベントとして、市民の皆様に直接
消防団活動への理解を呼びかけるとともに、次代を担う消防団員の確保と防災意識の向上を図ることを目的とするもので、今回は、
総務省消防庁から
消防団加入促進支援事業委託金の採択を受け、消防団に関する来場者の意識調査を実施いたしました。今後はこの調査結果を分析し、
消防団活動の活性化に役立ててまいります。 全国的な社会問題となっております
空き家対策につきましては、昨年5月に施行されました
空家等対策の推進に関する
特別措置法に基づき、8月に設置いたしました
市空家等対策協議会において、市民の生活環境に悪影響を及ぼしている空き家の改修や撤去、有効活用を促進するための大町市
空家等対策計画を策定いたしました。本
定例会全員協議会で御説明申し上げることとしており、今後、この計画に基づき、立入調査や所有者への指導等を順次進めてまいりたいと考えております。
市立大町総合病院の運営につきましては、全国の公立病院が本年度中の策定が義務づけられております新
改革プランの策定作業を進めてまいりましたが、このたび素案を取りまとめました。このプランは、従来の経営の効率化、再編・
ネットワーク化及び経営形態の見直しに加え、県が策定する
地域医療構想を踏まえて、役割を明確にする4つの視点により策定することとされており、特に経営の効率化では、計画期間中に経常収支の黒字化を達成し、これを維持することにより、持続可能な経営を実現するものであります。大町病院は、医師不足などから大変厳しい経営状況が続いておりますが、新
改革プランでは、今までの経営を見直し、経営改善を着実に進めることにより、平成32年度の黒字化を目指す計画といたしました。 プランの素案につきましては、本
定例会全員協議会で御説明申し上げますので、御意見、御提言をいただきますようお願い申し上げます。
病院機能評価につきましては、平成24年に
日本病院機能評価機構により認定され5年が経過いたします。この機能評価は、全国的な基準に基づき病院組織や運営管理などを総合的に評価するもので、一定の水準を満たした病院は、良質で安心、安全な医療を提供をしている病院として認定されることになります。現在、認定の更新に向け、病院を挙げて
医療サービスにおける見直しと改善への取り組みを進めており、来年2月には新たな
病院機能評価を受診することとしております。 4番目のテーマは、「快適な生活基盤のあるまち」であります。 生活関連道路の除雪につきましては、本格的な降雪期を迎え、国庫補助及び合併特例交付金を活用して、主に歩道の除雪に対応する1.5メートル級の乗用ロータリー除雪車1台とハンドガイド除雪機2台を更新し、除雪能力の向上を図ることといたしました。また、幹線道路や中心市街地では凍結防止剤を散布するなど、冬季の安全な交通確保に努め、安心して暮らすことのできる市民生活の維持に万全を期してまいります。 水道施設の更新につきましては、市道常光寺山ノ寺線に埋設された送配水管の布設替え工事が完了し、耐震化により給水地域への安定した供給体制が確保されました。また、上一大出線や木崎海ノ口線などに埋設した送配水管の布設替えにつきましても、順調に工事が進捗し、年内に完了する見込みとなっております。 温泉引湯、供給事業につきましては、大町温泉郷の地区内で施工しておりました温泉配湯管の布設替え工事の本年度施工分が完了し、現在、来年度施工予定の準備に着手しております。引き続き、計画的に布設替えを進め、温泉の安定供給に努めてまいります。 5番目のテーマは、「潤いのあるまち」であります。 不用食器のリサイクルにつきましては、先月2日に環境プラントにおきまして、これまで埋め立て処理をしておりました不用食器を再利用するため、大町市女性団体連絡協議会の構成団体スリーアールの会との協働により、不用食器の回収とリユース市を開催しました。当日は、家庭で不要になった食器等をリサイクルするため、市民の皆様約200人に御参加いただき、大変好評をいただきました。今後も引き続き、環境に優しい循環型社会の形成を目指し、一層リサイクルの推進に取り組んでまいります。 常盤泉地区における臭気問題につきましては、先月7日に、市議会、泉地区公害対策委員会及び市から県に対し、産業廃棄物処理業者に臭気対策の徹底と、流出した製品堆肥の適正な処理及び施設管理の徹底を図るよう厳しく指導することを求める意見書、要望書を提出いたしました。その後、市の臭気測定で規制基準値の15を大きく超える観測結果を確認したため、事業者に対して改善勧告書を交付し、事業者からは今月2日に改善計画書が提出されました。しかし、この計画が不十分であったため、市では事業者に対し内容の補正を求め、18日に再提出されました。 現在、この計画に基づき、事業者による臭気対策が実施に移されており、市では引き続き県や地元対策委員会と連携を図り、監視を継続するとともに、今後も住民の良好な生活環境の保全に向けて、事業者の臭気対策について厳しく対応を求めてまいります。 山岳博物館におきましては、本年度飼育を再開いたしましたニホンライチョウ4羽が、成鳥とほぼ同等の体重になるなど順調に成長しており、全身真っ白な冬の姿で活発に行動しております。一般公開はしておりませんが、博物館のホームページに「ライチョウ日記」として最新の画像を掲載しております。今後は、来春の繁殖に向けて、引き続き万全を期して飼育に取り組むとともに、繁殖に伴うライチョウの飼育数の増加に対応するため、ライチョウ舎の増設に向けた用地整備等の準備を進めてまいります。 鹿島槍ヶ岳カクネ里雪渓の氷河調査につきましては、先月21日までに学術調査団により気象データや機材の回収などを実施いたしました。例年にない融雪の状況により、現地における調査環境の安全性が懸念されたため、地形、地質等の一部の調査を断念することとなりましたが、平成26年度から3年をかけて進めてまいりました学術調査団による現地調査は、全て終了いたしました。現在、氷河の正式な認定に必要な学術論文の作成が鋭意進められており、早期の認定を心待ちにしているところでございます。 芸術文化の振興につきましては、文化の日を中心に市内各地区において、大町市文化祭を多彩な内容で開催いたしました。文化会館と大町公民館では、菊花展を初め1,700点に上る市民の皆様の作品展示や舞台発表が行われ、多くの皆さんが来場し、文化芸術の秋を楽しんでいただきました。 また、文化会館30周年記念事業として、市の観光大使であります仁科亜季子さん出演の「ペコロスの母に会いに行く」を上演しましたほか、「よしもとお笑いまつり」や劇団四季「ウェストサイド物語」など、さまざまな公演を実施いたしました。来月11日には、30周年記念式典にあわせ、大勢の市民が参加する合唱団によるベートーヴェン交響曲第九の演奏会の開催を予定しております。 6番目のテーマは、「人を育むまち」であります。 本年度の全国学力・学習状況調査につきましては、4月19日に市内小学6年生と中学3年生を対象として、国語、算数・数学の2教科が実施されました。昨年度に続き、2教科ともに国・県の平均点と同等、あるいは上回る良好な結果となりました。 詳細につきましては、本
定例会全員協議会で御報告申し上げます。 ICT教育の推進につきましては、文部科学省のICTを活用した学びの推進プロジェクト活用実践事業を受託して、大町西小学校、北小学校、第一中学校及び美麻小中学校の指定実証校4校を中心に、昨年度と本年度の2カ年にわたり、算数・数学の図形と関数、理科の地学と粒子の分野において、電子黒板やタブレット端末等を用いた研究授業や公開授業を重ね、小学校と中学校に共通する学習内容のつながりを重視したモデルカリキュラムがほぼ完成いたしました。今後、他の小中学校におきましても、このモデルカリキュラムに沿って電子黒板やタブレット端末などのICT機器を効果的に活用し、アクティブラーニングを基調とした、子どもたちが互いに教え合い学び合う協働の学びを進めてまいります。 9月16日、市内小学校に勤務しておりました男性教諭が愛知県青少年保護育成条例違反等により、長野地方検察庁上田支部に書類送検されました。これを受け県教育委員会では、先月26日に当該教諭を懲戒免職処分といたしました。まことに遺憾であり、教育に携わる者としてあってはならない事件であり、改めて保護者や市民の皆様に深くおわび申し上げますとともに、今後、このような事案が発生することのないよう、市教育委員会では、教職員の人事権や研修の責務を持つ県教委との連携を図り、一層の法令順守の徹底を期してまいります。 社会教育の充実と活性化につきましては、現在、来年度から始まります第7期社会教育計画の策定作業を社会教育委員会議を中心に進めております。市民の皆様が新しい時代に即した知識や教養を深め、心の豊かさを実感し、生きる力を育んでいくためには、多様化、高度化する社会教育へのニーズを的確に把握し、生涯にわたるさまざまな自主的な活動のための機会の提供や内容の充実など、推進体制の整備が求められております。この計画は、希薄化する傾向にある地域社会のつながりを基本として、個人の学びを地域に還元することにより、活力あるまちづくりの推進にもつながるよう、社会教育を総合的かつ計画的に推進するための指針として策定するものであります。 この計画案につきましては、本
定例会全員協議会で御説明いたしますので、御意見、御提言をいただきますようお願い申し上げます。 社会体育の振興につきましては、第33回大町アルプスマラソンが先月16日に絶好の天候のもと開催され、
北アルプスの山麓に映える紅葉の中を3,221人のランナーが駆け抜けました。本年も市内の事業所や各種団体の皆様に、運動公園内やマラソンコース沿いの清掃、草刈りなどに御協力いただきましたほか、800人ものボランティアの御支援により、参加者から大変好評をいただき、盛り上がりのある大会となりました。御支援いただきました多くの皆様に深く感謝申し上げます。 また、先月30日には長野県高校駅伝競走大会が開催されましたほか、軟式野球秋季大会や剣道新人戦など、スポーツの秋にふさわしい大会が当市において相次いで開催されました。 来月28日、29日の両日には、市総合体育館において、第3回第2の奥原希望発掘プロジェクトを開催いたします。小学生から高校生を対象として参加者を全国から募集し、奥原選手の直接指導による技術力の向上を目指します。 いよいよ冬を迎え、市民スキー・スケート大会や小学生のスキー教室の開催などを通じ、当地ならではの地域の特性を生かした冬季スポーツの積極的な振興に努めてまいります。 以上、第4次総合計画で定めました各施策の進捗状況と、今後の執行方針について申し上げましたが、年度の終盤に向け、来年度での展開を視野に入れ、計画いたしましたそれぞれの施策が予定どおり円滑に推進できますよう、全力を挙げて取り組んでまいりますので、引き続き市政運営に対しまして一層の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 本定例会に御提案申し上げます案件は、事件案件2件、条例案件6件、予算案件3件の合計11件でございます。それぞれの議案につきましては、上程の際、説明いたしますので、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 失礼いたしました。先ほど、
立山黒部アルペンルートの入り込み状況の9月の乗車人員を、10万5,007人と申し上げましたが、正しくは10万5,407人の誤りでございますので、訂正申し上げます。大変失礼いたしました。
△日程第4 議案の上程、説明、質疑、
委員会付託又は討論、採決
○議長(二條孝夫君) 日程第4 議案の上程、説明、質疑、
委員会付託又は討論、採決を行います。 議案第70号
工事請負契約の締結についてを議題として、説明を求めます。教育次長。 〔教育次長(縣 和彦君)登壇〕
◎教育次長(縣和彦君) ただいま議題となりました議案第70号
工事請負契約の締結について、提案理由の御説明を申し上げます。 本議案は、新屋内運動場建設事業のうち、建築主体に係る
工事請負契約の締結でございます。地方自治法第96条第1項第5号及び
大町市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 お配りいたしました議案説明資料をあわせてごらんください。 工事名は、平成28年度新屋内運動場建設事業建築主体工事でございます。工事箇所は、大町市運動公園内の大町市常盤5640番地15ほかでございます。契約の方法は一般競争入札による契約で、去る11月9日に入札を行い、入札の結果、大町市平7840番地、株式会社傳刀組、代表取締役傳刀宗久が2億7,756万円で落札いたしましたので、当該事業者を相手方として契約を締結するものでございます。 議案説明資料1ページをごらんください。 予定価格及び入札参加者につきましては、資料記載のとおりでございます。仮契約日は平成28年11月14日でございます。 3ページの建設事業及び4ページの平面図をごらんください。 工事の概要につきましては、施設は鉄骨造の地上1階建て、延床面積は1,997.58平方メートル、建築面積は2,097.42平方メートルでございます。施設概要は、アリーナ棟が1,785.39平方メートルで、フットサルコートやテニスコートが2面確保できる広さのアリーナと器具庫や更衣室を設けます。管理棟は212.19平方メートルで、事務室や会議室、倉庫、トイレ等を配置いたします。 工期につきましては、平成29年9月29日の完成を目指してまいります。 また、本工事に伴う電気設備工事、機械設備工事の請負契約につきましても、あわせて御報告を申し上げます。 5ページをごらんください。 電気設備工事ですが、工事名は平成28年度新屋内運動場建設事業電気設備工事で、契約の方法は一般競争入札、予定価格は4,756万3,200円、入札参加者は記載の6業者でございます。請負者は有賀電気・信光実業経常建設共同企業体、代表者、株式会社有賀電気工事、代表取締役有賀繁昌で、請負金額は4,665万6,000円、契約の日は平成28年11月14日でございます。 6ページをごらんください。 機械設備工事ですが、工事名は平成28年度新屋内運動場建設事業機械設備工事で、契約の方法は一般競争入札、予定価格は1,636万2,000円、入札参加者は記載の3業者でございます。請負者は日特工業株式会社、代表取締役腰原有智で、請負金額は1,566万円、契約の日は平成28年11月15日でございます。 以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議の上、御可決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第70号は、社会文教委員会に付託をいたします。 ここで社会文教委員会開催のため、暫時休憩といたします。
△休憩 午前10時45分
△再開 午前11時20分
○議長(二條孝夫君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
△日程第5
常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決
○議長(二條孝夫君) 日程第5
常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決を行います。 議案第70号
工事請負契約の締結について、社会文教委員長の報告を求めます。社会文教委員長。 〔社会文教委員長(大和幸久君)登壇〕
◆社会文教委員長(大和幸久君) 当委員会に付託されました議案について報告いたします。 議案第70号
工事請負契約の締結についての審査は、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。
○議長(二條孝夫君) 社会文教委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 社会文教委員長に対し、御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第70号
工事請負契約の締結については、社会文教委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第70号は社会文教委員長報告どおり可決されました。
△日程第6 議案の上程、説明、質疑、
委員会付託又は討論、採決
○議長(二條孝夫君) 日程第6 議案の上程、説明、質疑、
委員会付託又は討論、採決を行います。 議案第71号 大町市鷹狩山展望施設の
指定管理者の指定についてを議題とし、提案理由の説明を求めます。
産業観光部長。 〔
産業観光部長(小林敏文君)登壇〕
◎
産業観光部長(小林敏文君) ただいま議題となりました議案第71号 大町市鷹狩山展望施設の
指定管理者の指定について、提案理由の御説明を申し上げます。 お手元に配付の政策等の形成過程説明資料及び議案第71号説明資料もあわせてごらんください。 この施設につきましては、本年度をもって指定期間が終了いたしますことから、これまでの
指定管理者の管理運営に対する評価を行い、その評価結果を参考として行政改革推進委員会並びに公の施設
指定管理者選定審査会において御審議いただき、
指定管理者制度を継続することとし、必要な手続を進めてまいりました。 公募の結果、1社から応募があり、公の施設
指定管理者選定審査会の選定結果を踏まえ、株式会社ピュアハウスを
指定管理者とすることについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 この施設は、ことし3月に策定いたしました
東山周辺地域観光整備計画で核となる施設として位置づけており、今後、山頂周辺の施設の全体のあり方や整備管理方法についてさらに検討することが必要であることから、指定管理期間は、平成29年4月1日から平成32年3月31日までの3年間としております。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。中牧盛登議員。
◆16番(中牧盛登君) この指定管理料は、1年間149万円ということでよろしいでしょうか。
○議長(二條孝夫君)
八坂支所長。
◎
八坂支所長(大日方隆君) ただいまの議員からの御質問にお答えいたします。 29年度以降の指定管理料については、144万8,000円ということで予定をしております。 以上でございます。
○議長(二條孝夫君) 中牧盛登議員。
◆16番(中牧盛登君) そうすると、それだけ指定管理料がいくということは、質の高いサービスができると思うんですが、市としてはどんな質の高いサービスを求めているんでしょうか。
○議長(二條孝夫君)
八坂支所長。
◎
八坂支所長(大日方隆君) ただいまの御質問にお答えいたします。 今回の指定管理におきましては、従前は金、土、日曜日、それから祝日ということで、指定管理の業務をお願いをしておりましたけれども、実態に合わせまして、現在木曜日が定休日ということになっておりますけれども、木曜日を除くほかの210日程度を予定しておりますけれども、その間の管理をしていただきながら案内等をしていただくという部分が変更になっている部分でございます。 以上でございます。
○議長(二條孝夫君) 中牧盛登議員。
◆16番(中牧盛登君) この、それじゃ営業期間はどのくらいですか、年間で。
○議長(二條孝夫君)
八坂支所長。
◎
八坂支所長(大日方隆君) ただいまの御質問にお答えいたします。 営業の期間につきましては、4月1日から11月の末までということで、おおむね210日間ということになっております。 以上でございます。
○議長(二條孝夫君) 他に質疑はありませんか。
大和幸久議員。
◆4番(大和幸久君) この指定管理については、
指定管理者選定審査会等、それからさまざまな機関で検討されているんですが、1点目は、全体の事業計画というのはどのような事業計画で収支運営計画が報告されているのか、概要でいいですので説明ください。 それから、3年間の指定管理ですけれども、この
指定管理者の評価をする基本的な指標、基準というのはどんな点、どこに置いて評価をするのか、その評価点、評価項目について主要なところを説明ください。 3つ目ですけれども、今回1社応募ということですけれども、1社でもプロポーザル審査が可能という根拠について説明いただきたいと思います。 それから、この審査会ですけれども、一番関連は地元八坂地域の住民や、行政では支所ということになると思いますが、この関係者が審査会に入っていないという理由について説明いただきたいと思います。
○議長(二條孝夫君) 4点についての質問であります。
八坂支所長。
◎
八坂支所長(大日方隆君) それでは、ただいまの御質問にお答えいたします。 今回の指定管理の関係につきましては、指定管理のまず範囲ですけれども、エコーハウスたかがり、それから鷹狩山展望台、それからキャンプ場、それからその周辺の草刈り作業、遊歩道を含めた草刈り作業等が指定管理の業務として委託をするものでございます。先ほど部長のほうからも御説明がありましたけれども、キャンプ場の改廃等につきましても29年度中に検討しながら、今後指定管理の内容については変更を考えているところでございます。 それから、評価項目の関係ですけれども、この内容につきましては、26年度、27年度の収支の関係ですとか、それから今までの事業の内容について評価シートを出していただいておりますけれども、その内容について審査会のほうで審査をしていただいているという状況でございます。 なお、私のほうからは以上でございます。
○議長(二條孝夫君)
企画財政課長。
◎
企画財政課長(竹村静哉君) それでは続きまして、私のほうから1社の応札による契約についての御質問でございます。 こちらにつきましては、法令等で明確に示された基準というのはございませんでして、一般的な判断という形での行い方ということになりますけれども、今回プロポーザル方式でございました。プロポーザル方式を含む一般競争入札におきましては、誰でもが入札に参加できる機会、これを提供すれば十分でありまして、結果として1社のみの入札という形になったといたしましても、そちらにつきましては、結果ということでございまして、入札に参加する機会を確保しておりますことから、競争性については十分発揮はされているというふうに考えております。また、ほとんどの官公庁でこういった解釈のもと、入札を実施しているのが実情でございます。 また、選定審査会の委員の中に地域住民が入っていないということの御指摘でございますけれども、こちらは審査会の選定基準の中で定めました委員さん、弁護士、それから税理士、それから学術的な専門家といったメンバーで構成されるということに決まっておりますことから、地域の住民の方については入っていないということになっておりますので、御了解をいただきたいと存じます。 以上でございます。
○議長(二條孝夫君) 副市長。
◎副市長(吉澤義雄君) 公の施設の指定管理に関しまして、審査会の中に地元の方が入っていないということについて、今、課長のほうから答弁いたしましたが、若干補足をさせていただきます。 当該審査会につきましては、大町市公の施設の
指定管理者の指定手続等に関する条例第17条に基づいて設置をされている審査会でございます。この審査会の委員の任期につきましては2年とされております。よって、この審査会につきましては、施設ごとにその都度設置をされるものではなく、常時設置をされているという常置の機関でございます。したがいまして、この審査会の委員の中に、それぞれの施設の状態によってそれぞれの委員を、例えば地元の住民等のような形で、それぞれの施設に応じた委員を入れるということは、不適切といいますか、できない形になっております。こういったことから、2年間は、それぞれのこの条例に基づいて設置をされた委員が務めているということでございます。 以上です。
○議長(二條孝夫君)
大和幸久議員。
◆4番(大和幸久君) 大町市は3年間で446万4,000円の指定管理料を払って全体のこの事業を民間に委託するということですが、この民間の事業者の事業計画、全体の事業量、1年間でどんな見積もりであったのか、その辺の審査がされた中で、結論的には妥当だという判断がされたと思うんですが、その内容について、若干主要な点だけ説明ください。 それから、
指定管理者の主要な評価項目、基準、これにつきましては、八坂支所からもこの管理者の選定に当たってという要望書が、要望という内容だと思いますが、出ております。森林景観の環境保全への理解を深めるための、そういう目的である施設だと。こういった目的が達成されるような判断基準をどこに置くかということになるかと思います。 具体的には、観光客のリピーターの数をどう評価するとか、それから質の高いサービス、公平性がどのように確保できるのかどうかというような点とか、それから地域からの地域貢献、地域からの仕入れとか雇用にどのように配慮されたのかというようなことは、年次ごとにそういったような基準を設けて評価すべきだと思うんですけれども、そういった点については検討されてきているのか説明いただきたいと思います。 それから、その審査委員ですけれども、やはり現実的にはこういった審査等やるのは八坂支所の担当課、支所がやることになるかと思いますけれども、具体的にこういった要望が出てきている中で、審査会についてはあらかじめメンバーが決まっているということですが、その中で一考、地元の委員についても採用ができるようなふうに改善をして、そういった形で地元の意見等を反映できるような仕組みにこの条例そのものを改善していく必要性はあると私は思うんですが、その点については検討の余地があるのかどうか、改めて答弁ください。
○議長(二條孝夫君)
八坂支所長。
◎
八坂支所長(大日方隆君) それでは、指定管理料の内訳の部分について、私のほうから御説明をさせていただきたいと思いますけれども、今回、単年では144万8,000円というぐあいに先ほど御説明をさせていただきました。その中には管理業務といたしまして施設の全体の管理、周辺の整備、これは草刈り等が主なものでございますけれども、そんな関係。それからその施設に伴う消耗品の関係、それからAEDのリース料等が含まれております。また、その施設の光熱水費の関係、それから清掃用具等の費用等が主なものでございます。そのほかには浄化槽等の法定検査手数料等や消防施設の点検の費用等が含まれておりまして、年額で144万8,000円ということで、それを3年間お支払いするという内容でございますので、お願いをしたいと思います。 以上でございます。
○議長(二條孝夫君)
企画財政課長。
◎
企画財政課長(竹村静哉君) 続きまして、評価基準でしたね、評価…… 〔「よろしい」と呼ぶ者あり〕
◎
企画財政課長(竹村静哉君) そうですか。はい、すみません。 じゃ、部長にお願いいたします。
○議長(二條孝夫君) 総務部長。
◎総務部長(勝野稔君) じゃ、私から、選定審査会で実際どのような評価を行っているか、そういうことをちょっとお話をさせていただきたいと思います。 当然、公募をいたしまして、事業計画書というのを事業者から提出をしていただきます。その中には当然運営方針、それから収支計画、そして雇用の状況、どういう地元配慮、そういった項目が入っております。そういったことを全て事業計画書の中に記載をしていただいて、そしてそれを審査会で発表をしていただきます。その上で業者を決定するという作業を実施しております。そういう中で公平、公正な立場から審査をいただくということが基本でありますけれども、やはりそういう中には地元配慮ということも意の中に当然入っていようかというふうに考えております。 先ほど、副市長から御答弁申し上げましたとおり、委員の任期は2年、そして公平、公正な目で全ての公の施設を同じ目線で審査をしていく、こういう考え方の中から、1つの施設についてだけはこういった違う審査員を設けると、こういうことについては考えていないと、条例改正等を考えていないということであります。 以上であります。
○議長(二條孝夫君) 他に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第71号は、総務産業委員会に付託をいたします。 次に、議案第72号 大町市税条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。総務部長。 〔総務部長(勝野 稔君)登壇〕
◎総務部長(勝野稔君) ただいま議題となりました議案第72号 大町市税条例の一部を改正する条例制定につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の改正は、税制改正などに伴う3点の法律改正などによるもので、1点目は、平成28年税制改正のうち、本年3月31日付で専決処分させていただいた本年4月1日施行分以外の改正を行うものです。 なお、消費税10%への税率改正が延期されたことにより、消費税の改正に合わせて実施することとしていた軽自動車税の環境性能割などの改正は行っておりません。 2点目は、所得税法の一部を改正する法律の施行が29年1月1日となったことにより、改正を行うものです。 3点目は、地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税の導入を図るものです。改正地域再生法で、東京23区内にある本社機能を地方へ移転する場合など、事業者への税制上の特例制度が新設され、長野県も地域再生計画の認定を受け、県税の不均一課税制度を創設したところであります。当市におきましても、既に地域再生計画の認定を受けており、特例措置を講じても特例による市税の減額分は地方交付税で措置されることから、不均一課税の規定を創設し、企業の
受け入れ環境の整備を図るものであります。 改正する条文について御説明申し上げます。新旧対照表をごらんください。 1ページの第19条の改正は、納期限後の延滞金の規定ですが、法人の市民税について、期限内申告書又は納期限後申告書が提出され、納付すべき税額を減少させる更正があった後に修正申告書の提出又は税額更正があったときは、当該収税申告書の提出又は増額更正により、納付すべき税額に達するまでの部分については、延滞金の計算期間から一定の期間を控除して計算することとされたことによる規定の整備であります。 2ページ、最下段の第43条の普通徴収に係る個人市民税の賦課額の変更又は決定及びこれらの延滞金に係る徴収の規定、5ページ、第48条の法人市民税の申告納付に関する規定及び7ページ、第50条の法人の市民税に係る不足税額の納付手続の規定につきましても、第19条の改正と同様の場合に、延滞金の計算期間から一定の期間を控除して計算するものでございます。 9ページをごらんください。 第61条の3は新設で、地方活力向上地域における不均一課税の導入を図るものです。この条は、地域再生計画における地域活力向上地域特定業務施設整備計画の認定を受けた事業者が当該計画に基づいて本社機能の移転や拡充のため、新設、増設した特別償却設備に対し、新たに固定資産税を課すこととなった年度から3年度分に限り、税率を100分の0.07とするものです。 なお、税率の設定に当たりましては、県の優遇措置の税率や本制度を導入済みの近隣各市の状況と同様としております。 10ページの上段、第2項の改正は、不均一課税の申請について、申請期限と添付書類を規定するものです。 第62条の改正は項ずれによるものです。 10ページ下段からは、附則の改正であります。 附則第6条の改正は、健康に対する正しい知識を身につけ、風邪などの初期症状などの場合、通院せず、薬局などから医療用から転用された風邪薬を購入するなど、セルフメディケーションを推進するための控除の創設で、医療用から転用された医薬品の購入費用も医療費控除の対象とする市民税の特例規定であります。 11ページをごらんください。 附則第19条の9以下の改正は、所得税法の一部を改正する法律の改正に伴うものです。 附則第19条の9は、外国居住者等所得相互免除法に規定する特例適用利子等又は特例適用配当等を有する者に対し、当該特例適用利子等の額又は特例適用配当等の額に係る所得を分離課税とするという市民税の課税の特例です。 15ページをごらんください。 附則第19条の10及び附則第19条の11の改正は、条ずれと字句の整備でございます。 議案第72号の改正本文の最終ページになりますが、附則第1条で施行期日を平成29年1月1日としております。 なお、附則第6条の改正規定及び次条第2項の規定は、平成30年1月1日からの施行となります。 第2条は、市民税に関する経過措置の規定でございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第72号は、総務産業委員会に付託をいたします。 次に、議案第73号 大町市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例及び大町市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。 〔民生部長(竹本明信君)登壇〕
◎民生部長(竹本明信君) ただいま議題となりました議案第73号 大町市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例及び大町市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 お手元に配付の説明資料、新旧対照表をあわせてごらんください。 今回の改正は、外国居住者等の所得に対する相互主義による所得税等の非課税等に関する法律の一部改正の施行期日が平成29年1月1日に定められたことに伴い、国民健康保険税算定における総所得金額に市民税で分離課税される特例適用利子等及び特例適用配当等の額を含める改正を行うため、附則の2項を加えるものでございます。 第1条でございますが、今回、改正の施行期日と平成26年条例第7号の改正規定の一部の施行期日が同日の平成29年1月1日となるため、平成26年条例第7号
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の一部を改正する必要が生じましたことから、当該改正規定の一部を削った上で、第2条において改めて平成29年1月1日に施行する附則の整理を行い、附則第26項及び第27項を追加するものでございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第73号は、社会文教委員会に付託をいたします。 次に、議案第74号 大町市
福祉医療費特別給付金条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。 〔民生部長(竹本明信君)登壇〕
◎民生部長(竹本明信君) ただいま議題となりました議案第74号 大町市
福祉医療費特別給付金条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 お手元に配付の説明資料、新旧対照表をあわせてごらんください。 福祉医療費特別給付金は、乳幼児等障害をお持ちの方、母子・父子家庭等の方々に給付しております。今回の改正は、母子・父子家庭の方々の受給資格の判定に当たり、児童扶養手当法施行令に規定されている所得制限を用いており、今般、児童扶養手当法施行令の一部を改正する政令が施行されたことに伴い、引用条項の改正及び文言整備を行うものでございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第74号は、社会文教委員会に付託をいたします。 次に、議案第75号 大町市
授産施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。 〔民生部長(竹本明信君)登壇〕
◎民生部長(竹本明信君) ただいま議題となりました議案第75号 大町市
授産施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 お手元に配付の説明資料、新旧対照表をあわせてごらんください。 今回の改正は、美麻福祉企業センターの移転新築により、第2条の施設所在地を大町市美麻9043番地1から大町市美麻9596番地1に改めるもの及び障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律の改正により、同法第30条において新たに第2項が追加されたことに伴い、引用条項の第30条第2項を第30条第3項に改めるものでございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第75号は、社会文教委員会に付託をいたします。 次に、議案第76号 大町市
工場等誘致振興条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。
産業観光部長。 〔
産業観光部長(小林敏文君)登壇〕
◎
産業観光部長(小林敏文君) ただいま議題となりました議案第76号 大町市
工場等誘致振興条例の一部を改正する条例制定について、提案理由の御説明を申し上げます。 お手元に配付の議案第76号説明資料、新旧対照表もあわせてごらんください。 今回の改正は、企業誘致を今まで以上に積極的に進めるため、本条例に規定する対象地域や
新規常用雇用者数の見直しを行い、助成制度の充実を図る内容でございます。対象地域につきましては、現条例で優遇している工場建設等に適した地域が市内で減少したことから、地域の区分をなくします。また、市内の中小企業等が利用しやすいよう、新規雇用者数の条件を緩和するものでございます。 新旧対照表で説明させていただきます。 1ページをごらんください。 第2条第6号で、助成の対象となる地域を定めております。現行では各種法令に定められた地域等、地方公共団体又は土地開発公社が取得若しくは造成した工場等の用地を特定地域とし、第7号で、特定地域以外の地域で市長が特に認める地域をその他地域として区別しておりました。今回の改正では、第6号においてこれらの2つの地域を合わせて対象地域とし、第7号のその他地域をなくすものであります。これに伴い、同条第8号を第7号とし、第9号から第14号までを1号ずつ繰り上げます。この改正により、今まで2つの地域で助成率等に設けてあった差をなくし、一律の助成率が適用できるようになります。 新旧対照表2ページをごらんください。 別表のうち、助成対象の基準欄(1)、当該工場等の設置に係る用地取得価格の括弧内を、新設又は移設の場合は用地取得後3年以内、増設の場合は用地取得後2年以内に操業した場合に限り助成対象とすることを明文化いたしました。また、対象経費、助成率等の欄の改正は、特定地域内としていたものを対象地域内に改正するものでございます。 3ページをごらんください。 助成対象の基準の欄の改正は、当該工場等の操業開始における
新規常用雇用者数を現行より緩和し、新設の場合は10人以上に、このうち、小規模企業者は3人以上に、中小企業者は5人以上に、移設又は増設の場合は、それぞれ5人以上増加、1人以上増加、3人以上の増加に改正します。これに伴いまして、対象経費助成率の欄につきましても、
新規常用雇用者数の欄を、5(3)を3(1)に改める内容でございます。 新旧対照表の5ページ以降は、前段で御説明いたしましたとおり、その他地域を削除することに伴いまして、対象経費、助成率等の欄を、その他地域内における助成率等に関する記載を削除する内容でございます。 条例の施行日につきましては、条例本文の最終ページになりますが、公布の日から施行することとし、改正前の条例規定に基づいてなされた処分、手続その他の行為は、なお従前の例によると経過措置を設けております。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第76号は、総務産業委員会に付託をいたします。 次に、議案第77号 大町市
定住促進住宅設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。総務部長。 〔総務部長(勝野 稔君)登壇〕
◎総務部長(勝野稔君) ただいま議題となりました議案第77号 大町市
定住促進住宅設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 お手元に配付の議案説明資料、新旧対照表をあわせてごらんください。 今回の改正は、八坂野平団地に本年度新設した定住促進住宅を条例に位置づけるもので、別表第1で野平団地に2戸を追加し、美麻地区の定住促進住宅の総数を37戸としております。 別表第2で家賃を規定し、附則で施行日を来年1月1日からとしております。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第77号は、総務産業委員会に付託をいたします。 日程第6の途中でありますが、ここで昼食のため、午後1時20分まで休憩といたします。
△休憩 午前11時59分
△再開 午後1時20分
○議長(二條孝夫君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第6の議事を継続いたします。 議案第78号 平成28年度大町市
一般会計補正予算(第7号)を議題として、提案理由の説明を求めます。総務部長。 〔総務部長(勝野 稔君)登壇〕
◎総務部長(勝野稔君) ただいま議題となりました議案第78号 平成28年度大町市
一般会計補正予算(第7号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、指定管理料などの債務負担行為設定、歳入では子育て支援の施設型給付費に係る国・県負担金、
北アルプス広域連合還付金の計上、歳出では臭気測定手数料や観光振興事業の充実のほか、人事異動に伴う人件費の補正が主な内容でございます。 1ページをごらんください。 第1条予算の総額ですが、歳入歳出それぞれ7,898万6,000円を追加し、総額を193億9,179万9,000円とするものでございます。 第2項の第1表歳入歳出予算補正は、2ページから5ページに記載してございますが、後ほど個別に御説明いたします。 第2条の第2表繰越明許費補正と、第3条の第3表債務負担行為補正につきましては、6ページに記載しております。 お手元に配付の議案説明資料をあわせてごらんください。 6ページをお願いいたします。 第2表繰越明許費補正は、今回補正計上しております宣伝誘客イベント事業のテレビ番組制作・放送業務につきまして、来年、アルペンルートの開通前と夏場の2本を作成し、放映するため、繰り越しを設定するものでございます。 第3表債務負担行為補正のうち、市民バス運行事業は、運行路線の認可手続の関係から年度内に委託契約を締結するためのもので、3カ年分でございます。また、鷹狩山展望施設の指定管理料につきましては、新たな指定管理期間に伴うものでございます。観光政策立案支援業務につきましては、今回補正計上しておりますが、県の観光戦略アドバイザーで、本年3月に当市でも御講演をいただきました山田桂一郎氏への委託料でございます。委託期間は来年1月から12月末を想定しておりますが、新規の取り組みとなりますことから、今後委託内容をさらに精査するため、繰越明許ではなく、債務負担行為を設定したものでございます。 歳入につきまして御説明いたしますので、10ページをごらんください。 款14国庫支出金2,433万円の増のうち主なものは、項1目3民生費国庫負担金で、幼稚園に対する施設型給付費負担金と、項2目2総務費国庫補助金で、6月に歳出予算を計上いたしました
ブランド振興事業に対し、
地方創生推進交付金が確定したものでございます。 款15県支出金1,271万2,000円の増額は項2目3民生費県補助金で、介護見守り型センサーの導入に対する整備費交付金92万7,000円や、当初一般財源としておりました高瀬渓谷のつり橋改修事業が、3分の2の県補助金の対象となったことなどによるものでございます。 款18項1目2基金繰入金2,526万1,000円のうち、ふるさと応援基金繰入金226万1,000円は、前年度の寄附額の確定による計数整理で、歳出でそれぞれ指定事業の財源として充当いたしております。ちなみに、27年度のふるさと応援基金の総額は9,374万8,000円でございました。 款20項5目5雑入1,604万2,000円の増は、主に
北アルプス広域連合の決算に伴う還付金でございます。 次に、歳出でございます。 14ページをごらんください。 今回の補正では、人事異動に伴う人件費補正のほか、日給臨時職員の賃金単価を年度当初から6,000円から6,100円に引き上げることとしたため、4月からの所要額を各事業費の節7賃金に差額を計上いたしております。 款2項1目3企画費220万1,000円の増は、大北福祉会館の耐震改修事業費増に伴う
北アルプス広域連合経常経費負担金でございます。目9情報化推進費では、国道19号線松本市渚交差点地区での電線地中化工事に伴う光ケーブル移設手数料などを計上いたしております。 16ページをごらんください。 ページ中段になりますが、項2目1税務総務費のうち賦課徴収費では、節23で法人税の還付に伴う償還金741万円を計上しております。 18ページをごらんください。 ページ中段になりますが、款3項1目3高齢者福祉費92万7,000円の増は、市内事業所が設置する介護見守り型センサーの導入に対する県補助金を交付するものでございます。 20ページをごらんください。 項2目1児童福祉総務費2,711万3,000円の増のうち主なものは、幼稚園入園児の増に伴う幼稚園の施設型給付費負担金でございます。 22ページをお願いいたします。 中段になりますが、款4項3目1環境保全費380万2,000円のうち環境調査事業では、常盤、泉地区の臭気測定手数料などを計上いたしました。本年8月から12月までの間につきましては、既に400万円ほど予備費対応で臭気測定などを実施し対応しておりますが、今回計上いたしましたのは1月以降分の費用でございます。 次に、24ページの商工費をごらんください。 款7項1目1商業振興費591万2,000円の増のうち中心市街地活性化事業では、日の出町での空き店舗活用事業補助金100万円を計上しております。 ページ下段になりますが、目4観光振興費では1,721万7,000円の増額といたしております。このうち宣伝誘客イベント事業は、繰越明許費でも触れておりますが、
立山黒部アルペンルートの入り込み客数が伸び悩んでいる状況を踏まえまして、来年夏から春にかけて、テレビ番組など放送メディアを活用した誘客宣伝を前倒しで実施するものでございます。現在検討しておりますのは、1時間番組を2本制作し、テレビ放映するとともに、インターネットなどでも情報を発信することとしております。 次の27ページ上段になりますが、観光振興費840万円のうち節13委託料75万円は、山田桂一郎さんへの観光政策立案支援委託業務の3カ月分でございます。 次に、市インバウンド推進協議会負担金400万円は、訪日外国人の観光客を呼び込むための貸し切りバス助成事業で、来年のグリーンシーズンに40台程度のバスツアーに対して費用の一部を助成し、誘客増を図るものでございます。 また、三市村観光連絡会負担金365万円は、白馬村、小谷村と連携して実施する
地方創生推進事業で、統一のICカードを導入し、スキー場のリフトやゴンドラ、
シャトルバスなどを自由に乗降できるシステムを構築し、あわせて観光客の動向などのデータを蓄積しながら、それらを活用して効率的な情報発信や事業展開につなげ、リピート率の向上につなげていくことなどを目的としております。 なお、この事業は3カ年計画で、事業費は総額4,000万円程度を予定しておりますが、初年度となります今年度は、主にシステムの基盤整備を予定しております。なお、本事業費の2分の1は、
地方創生推進交付金を3カ年計画で申請しているところでございます。 ページ下段の款9項1目1常備消防費419万3,000円は、消防本部庁舎の外壁改修工事負担金でございます。 32ページをごらんください。 給与費明細でございます。人事異動に伴う人件費につきましては、ページ上段に一般職の内訳がございます。補正後は人数にして4名増ですが、金額ベースでは退職者との差額などにより、285万8,000円の減額となっております。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。
大和幸久議員。
◆4番(大和幸久君) 27ページの観光政策立案支援業務委託料ですか、これについて質問します。 山田桂一郎氏の講演については、私も聞かせていただきましたが、有益なところがあったかと思います。ただ、彼の講演の中で特に私は興味を持ったのは、地域にお金が回る仕組みづくりと、こういう点の内容もされておりまして、できればそういった観点での、この彼の業務委託の点ではそういった要素も含めてやってもらえれば、よりいいのじゃないかと思うんですけれども、この点についてはどのようなお考えなのか、例えば仕様書等ではどのような形でつくっておるのか説明いただきたいと思います。 続きまして、その市のインバウンド推進協議会の負担金400万円ですが、これについてはもう少し具体的に、いつの時期、どのくらいの全体事業の中の400万円の負担なのか、これに対する事業効果をどのように見込んでいるのか、もう少し詳しく説明いただきたいと思います。
○議長(二條孝夫君) 答弁を求めます。観光課長。
◎観光課長(西澤美千夫君) それでは、答弁いたします。 まず、山田先生の件でございますけれども、大和議員おっしゃるとおり、地域にお金が回る方策ということで、私たちも常々そういうことをお聞きしておりましたので、いかにして、今それぞれの事業者さんとか稼いでおるわけなんですけれども、より一層、どうやったらその外貨の獲得ができるかというような方策につきまして、提言をしていただきたいというように考えておりますので、山田先生にはそういう方向で、地域にお金が回る方法を提言いただくことを考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。 それから次に、そのインバウンドの400万円の関係につきましては、先ほどの総務部長の説明のとおり、海外からのバス補助ということでございまして、これにつきましては27年度にも同じような事業をやってございます。結果といたしましては、国内と国外、両方やったわけなんですが、国内におきましては約2,500人、海外におきましてはちょっと少なかったんですけれども、約120名ほどの御利用があったということで、宿の宿泊料金、それから有料施設等の拝観料といいますか、入場料等々合わせまして約3,000万円の実績があったということで、これは27年度の実績でございます。 28年度におきましては、この冬から募集をかけまして、夏の閑散期にかけて誘客をしたいというようなことで、早目にその事業を実施して、申し込みといいますか、予約をしていきたいということでございますが、バス大体40台くらいを目安にいたしまして、1台当たり30人程度乗車をしていただいて、あとはどのくらいお金が落ちるかということでございますけれども、台湾のほうのメディアのほうにも、もう既に情報提供のほうもこれからやっていきたいというふうに考えておりますので、そんなことでやっていきたいと思います。 以上でございます。
○議長(二條孝夫君) 他に質疑はありませんか。中牧盛登議員。
◆16番(中牧盛登君) 同じく27ページですが、今、課長が答弁したんですが、アドバイザーにもっと具体的なお願いを考えているのかどうか、それからこのアドバイザーは月に何回来てくれるのか、2つお願いします。
○議長(二條孝夫君) 答弁を求めます。観光課長。
◎観光課長(西澤美千夫君) 御答弁を申し上げます。 まず、具体的にということですけれども、先ほど申し上げましたとおり、外貨を稼ぐということと、それから実際のやり方についてですけれども、これもまだ細かいところは決まっておりませんけれども、山田先生とちょっと相談しなければならない部分もありますけれども、お金を稼ぐ、外貨を稼ぐ部分については、これは観光サイドだけではないわけでありまして、商業の部分とか工業、それから農林業の部分、いろいろあるわけでございますので、そんなような分野の方々も一緒になって考えていただきたいということで、まだ正式には決まっておりませんが、そんな分野の中から、ちょっと市民の方にも一緒に考えていただきたいというようなことで、もしできれば懇話会みたいなものをつくって、先生が座長みたいなものになっていただいて、そういうところから意見を集約して、最終的に成果物を出していただければと、そういうように考えております。 それから、月に何回程度ということでございますけれども、当面、これ25万円の3カ月分ということであります。できればといいますか、基本的には毎月来ていただくことをベースにして、当然、これちょっと先生の都合もあるかと思いますけれども、基本はそんなことで考えております。 以上でございます。
○議長(二條孝夫君) 中牧盛登議員。
◆16番(中牧盛登君) 今の答弁を聞くと、一般質問したくなっちゃう。もうちょっと、市として大町は何を利用したらいいのかとか、大町をどこをやったらいいのかとか、もっと具体的なお願いを考えてこの先生と対応してもらわなきゃ、25万円どぶに捨てるようなものだよ。これだけで一般質問できそうだ、がんがんと。もし、必ず具体的な成果を出してもらえないんだったら、途中で首切れますか。
○議長(二條孝夫君) 観光課長。
◎観光課長(西澤美千夫君) 具体的な成果ということでございますけれども、議員御指摘のとおり、結局、何を目指すかとか、どこを目指すかとか、そういうことを最初に決めて、それでこう組み立てていかなきゃいけないというように考えておりますので、そんな方向でやっていきたいと思います。 それから、途中でということですけれども、その辺についてはちょっと、今からお答えは差し控えさせていただきたいと思います。
○議長(二條孝夫君) 中牧盛登議員。
◆16番(中牧盛登君) 今の、例えばですが、それくらいの覚悟を持って、この観光政策立案支援業務にぜひ取り組んでいただきたいと思いますが、いかがですか。
○議長(二條孝夫君) 観光課長。
◎観光課長(西澤美千夫君) お答えを申し上げます。 議員おっしゃるとおり、月25万円をこれで、また29年度にも掛ける9カ月分というようなことで、大変なお金をかけるわけでありますので、議員のおっしゃられたとおり、最終的に大町市がこれからどうすればいいというような方向をできるような成果物を出していただくように頑張っていきたいと思います。 以上でございます。
○議長(二條孝夫君) 総務部長。
◎総務部長(勝野稔君) ちょっと補足をさせていただきます。 私、山田先生とたしか4月ですか、5月ですか、お話をいたしました。そのときに山田先生のおっしゃったのは、私は必ず成果を出しますと、中途半端なことは私はしたくないし、中途半端なことをやるんなら私はお引き受けしたくないと、こういう話をされております。 ただ、先生、まだ海外にいる機会が多いものですから、細部のまだ打ち合わせができていないというところが事実でございます。これを受けまして、山田先生をぜひ年内にお招きをして、そこで細部を調整しながら委託をしてまいりたいというふうに考えていますので、先生自身は必ず成果を出したいと、私は引き受けた以上、必ず成果を出すということをおっしゃっていたということを申し添えさせていただきたいと思います。 以上であります。
○議長(二條孝夫君) 他に質疑はありませんか。小林治男議員。
◆14番(小林治男君) 25ページなんですけれども、商業振興費の中で、先ほど日の出町空き店舗活用事業補助金100万円という話を聞いたんですけれども、この内容、規模とか、これからその活用補助金を出して日の出町をどういうふうにしたいのか、その辺ちょっと聞かせていただきたいと思います。
○議長(二條孝夫君) 商工労政課長。
◎商工労政課長(矢口隆男君) ただいまの質問にお答えいたします。 今回の補正予算の空き店舗活用事業補助金100万円につきましては、飲食店のほうで新たに店舗を改修して新しい店を営業を開始するということで、補助金を交付することを予定しております。 以上でございます。
○議長(二條孝夫君) 小林治男議員。
◆14番(小林治男君) わかりました。それで、その飲食店を踏まえた中で、多分まちのつくりも考えてくると思うんですけれども、そのバランスとか、そういうものについてはどんなふうな考えがあるんですか。そういうのは予定していない。この補助金を出すことで、日の出町の空き店舗の補助金を出すことで、つながり、その地域のつながりはどんなふうなつながりができるか、ちょっと聞かせてもらえれば。
○議長(二條孝夫君) 商工労政課長。
◎商工労政課長(矢口隆男君) ただいまの質問にお答えいたします。 今回、空き店舗活用事業で補助金を受ける予定の店舗につきましては、基本的に日の出町ということでありますので、日の出町の商店街の組合等にも加盟していただくような形で、地元と連携を図っていってもらう予定でございます。 以上でございます。
○議長(二條孝夫君) 他に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第78号は、各
常任委員会に付託をいたします。 次に、議案第79号 平成28年度大町市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。 〔民生部長(竹本明信君)登壇〕
◎民生部長(竹本明信君) ただいま議題となりました議案第79号 平成28年度大町市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、事業勘定のみの補正で、歳入では共同事業交付金の減額、歳出では保険給付費の減額が主なものでございます。 1ページをごらんください。 第1条、予算の総額ですが、歳入歳出それぞれ1億2,529万2,000円を減額し、総額を39億8,943万5,000円とするものでございます。 第1条第2項の第1表歳入歳出予算補正は2ページから3ページに、また、第1表に続いて事項別明細書の総括を記載しておりますが、説明は省略させていただきます。 8ページをごらんください。 歳入でございますが、款3項1国庫負担金4,156万円の減及び項2国庫補助金1,297万7,000円の減は、歳出における保険給付費の減額に伴うものでございます。 款5前期高齢者交付金3,105万6,000円の増は、26年度の精算交付額の確定によるものでございます。 款7項1目1共同事業交付金9,012万3,000円の減は、保険財政共同安定化事業交付金の減によるものでございます。当交付金は国保連合会の試算額にて予算計上しておりますが、試算に用いました28年度の保険給付費見込み額に対しまして、実績見込みが下回ったことによりまして、交付金額が減額になったものでございます。 次に、歳出でございますが、10ページをごらんください。 款2保険給付費9,881万9,000円の減は、項1目1一般被保険者療養給付費及び項2目1一般被保険者高額療養費の実績見込み額の減によるものでございます。 款7項1目2保険財政共同安定化事業拠出金2,208万3,000円の減は、支出見込み額を精査したものでございます。 また、歳入歳出予算の調整額といたしまして、予備費を439万円減額いたしております。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。